システムの評価指標(全33問中29問目)
No.29解説へ
フールプルーフの考え方として,適切なものはどれか。
出典:平成21年秋期 問67
- 故障などでシステムに障害が発生した際に,被害を最小限にとどめるようにシステムを安全な状態にする。
- システム障害は必ず発生するという思想の下,故障の影響を最低限に抑えるために,機器の多重化などの仕組みを作る。
- システムに故障が発生する確率を限りなくゼロに近づけていく。
- 人間がシステムの操作を誤ってもシステムの安全性と信頼性を保持する。
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解説
フールプルーフ(fool proof)は、不特定多数の人が操作するシステムに、入力データのチェックやエラーメッセージの表示などの機能を加えることで、人為的ミスによるシステムの誤動作を防ぐように設計する考え方です。例としては、データ送信のときに確認メッセージの表示や入力値のチェック、手順や整合性のチェックなどの仕組みが挙げられます。また、わかりやすいユーザーインタフェース設計もフールプルーフを実現するための一要素になるでしょう。
- フェールセーフの考え方です。
- フォールトトレラントの考え方です。例としてデュアルシステムやデュプレックスシステムがあります。
- 信頼性の高い機器を使用して障害を起こさないようにする、フォールトアボイダンスの考え方です。
- 正しい。フールプルーフの考え方です。
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