ネットワーク方式(全70問中11問目)
No.11解説へ
IoT機器からのデータ収集などを行う際の通信に用いられる,数十kmまでの範囲で無線通信が可能な広域性と省電力性を備えるものはどれか。
出典:令和3年春期 問92
- BLE
- LPWA
- MDM
- MVNO
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解説
- Bluetooth Low Energyの略。無線通信規格Bluetoothの一部で、その名前の通り低消費電力に特化した通信モードのことです。LPWAと同じくIoTネットワークでの利用が期待されていますが、最大通信距離は選択する速度に応じて10m~400m程度です。数十kmはカバーできないので誤りです。
- 正しい。LPWA(Low Power Wide Area)は、LP:LowPower=省電力、WA:WideArea=広範囲の名称の通り、省電力・広範囲を特徴とする無線通信規格の総称です。伝送速度は遅いものの、省電力でWi-fiやBluetoothが届かない数キロメートルから数十キロメートル間の通信をカバーします。小型デバイスを多数配置した広範囲のIoTネットワークの運用を実現する手段として期待されています。
- Mobile Device Managementの略。組織が従業員に貸与し、業務に使用している複数のスマートフォン等のモバイル端末を遠隔から一元管理する仕組みです。
- Mobile Virtual Network Operatorの略で、仮想移動体通信事業者のこと。自身では無線通信回線設備を保有せず、ドコモやau、ソフトバンクといった電気通信事業者の回線を間借りして、移動通信サービスを提供する事業者です。
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