ネットワーク応用(全86問中55問目)
No.55解説へ
IPv4をIPv6に置き換える効果として,適切なものはどれか。
出典:平成26年秋期 問52
- インターネットから直接アクセス可能なIPアドレスが他と重複しても,問題が生じなくなる。
- インターネットから直接アクセス可能なIPアドレスの不足が,解消される。
- インターネットへの接続に光ファイバが利用できるようになる。
- インターネットを利用するときの通信速度が速くなる。
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解説
IPv6は、IPv4の次期バージョンのインターネットプロトコルです。IPv4のアドレス空間は32ビット(約43億個)ですが、インターネットの世界的な普及でIPアドレスの枯渇が危惧されていました。この問題への対策として、策定されたのがIPv6でIPv4からの主な変更点は次の通りです。
- アドレス空間を32ビットから128ビットに拡大
- ヘッダーのサイズを可変長から固定に変更
- IPアドレスの自動設定
- IPsecによるIP層でのセキュリティ強化
- IPアドレスは、インターネット上でコンピュータの位置を一意に表す住所のようなものです。IPv6でもアドレスの重複は問題になります。
- 正しい。IPv6により世界的にIPアドレスが枯渇する問題は解消されました。
- 光ファイバはIPv4でも利用可能です。
- 通信速度とIPのバージョンは関係がありません。
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