情報セキュリティ対策・実装技術(全218問中197問目)
No.197解説へ
暗号化通信で使用される共通鍵暗号方式に関する記述のうち,適切なものはどれか。
出典:平成23年特別 問88
- 暗号化に用いる鍵を第三者に公開しても,第三者は暗号文を復号できない。
- 公開鍵暗号方式よりも,暗号化処理と復号処理に掛かる計算量は少ない。
- 通信経路で改ざんされた暗号文を復号処理で訂正し,元のデータを復元する機能をもつ。
- 複数の相手ごとに通信内容を秘密にしたい場合でも,暗号化に用いる鍵は一つである。
正解 イ問題へ
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解説
共通鍵暗号方式は、秘密鍵暗号方式とも呼ばれ、暗号化と復号に同一の鍵を用いる方式です。代表的な共通鍵暗号は、DESやAESです。
- 共通鍵の名前の通り、暗号化に用いる鍵と復号に用いる鍵は同一です。つまり公開された暗号鍵を使えば、第三者でも復号が可能です。
- 正しい。公開鍵方式は安全性の高い暗号ですが、その分複雑な処理が行われるので、暗号化と復号に時間がかかるというデメリットがあります。
- 改ざんされたデータの復元機能を持つ暗号方式は存在しません。(たぶん…)
- 暗号化通信を行いたい相手の数だけ鍵の組合せを用意する必要があります。
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