情報セキュリティ対策・実装技術(全218問中23問目)
No.23解説へ
公開鍵暗号方式で使用する鍵に関する次の記述中のa,bに入れる字句の適切な組合せはどれか。
それぞれ公開鍵と秘密鍵をもつA社とB社で情報を送受信するとき,他者に通信を傍受されても内容を知られないように,情報を暗号化して送信することにした。A社からB社に情報を送信する場合,A社はaを使って暗号化した情報をB社に送信する。B社はA社から受信した情報をbで復号して情報を取り出す。
それぞれ公開鍵と秘密鍵をもつA社とB社で情報を送受信するとき,他者に通信を傍受されても内容を知られないように,情報を暗号化して送信することにした。A社からB社に情報を送信する場合,A社はaを使って暗号化した情報をB社に送信する。B社はA社から受信した情報をbで復号して情報を取り出す。
出典:令和4年春期 問60
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解説
公開鍵暗号方式は、暗号化と復号に異なる鍵を使用する暗号方式です。暗号化鍵と復号鍵は一対のペアとして生成され、ある暗号化鍵で暗号化されたデータは、その鍵のペアである復号鍵でしか元のデータに戻せません。暗号化鍵は広く公開し、復号鍵は漏えいしないように厳重に管理します。
公開鍵暗号方式で暗号化通信を行うときには、送信者は受信者の公開鍵で送信データを暗号化し送信します。受信者は自身の秘密鍵で暗号化された送信データを復号します。暗号化は誰でも行えますが、復号を行えるのは正規の受信者に限られるため、通信内容の秘匿性が保たれます。設問では、A社がB社に情報を送信するので、暗号化に使うのは受信者である「B社の公開鍵」、B社が復号に使うのは受信者である「B社の秘密鍵」です。したがって「エ」の組合せが適切です。
公開鍵暗号方式で暗号化通信を行うときには、送信者は受信者の公開鍵で送信データを暗号化し送信します。受信者は自身の秘密鍵で暗号化された送信データを復号します。暗号化は誰でも行えますが、復号を行えるのは正規の受信者に限られるため、通信内容の秘匿性が保たれます。設問では、A社がB社に情報を送信するので、暗号化に使うのは受信者である「B社の公開鍵」、B社が復号に使うのは受信者である「B社の秘密鍵」です。したがって「エ」の組合せが適切です。
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