情報セキュリティ(全74問中31問目)
No.31解説へ
仮想的に二つのESSIDをもつ無線LANアクセスポイントを使用して,PC,タブレット,ゲーム機などの機器をインターネットに接続している。それぞれのESSIDを次の設定で使用する場合,WEPの暗号化方式の脆弱性によって,外部から無線LANに不正アクセスされたときに発生しやすい被害はどれか。
出典:平成30年春期 問100
- ESSID1に設定した暗号化キーが漏えいする。
- PCからインターネットへの通信内容が漏えいする。
- インターネット接続回線を不正利用される。
- タブレットに不正アクセスされる。
広告
解説
WEP(Wired Equivalent Privacy)は、暗号化通信を行うために初期の無線ネットワークで使われていたアルゴリズムです。WEPには重大な脆弱性があり、わずか数分で外部から暗号化キーを解読可能なので現在では使うべきではありません。
ESSID2では暗号化方式としてWEPを設定しているため、外部からESSID2のネットワークに不正アクセスされる危険性が考えられます。
ESSID2では暗号化方式としてWEPを設定しているため、外部からESSID2のネットワークに不正アクセスされる危険性が考えられます。
- 管理画面からは各暗号化キーの情報を得られますが、ESSID2のネットワークでは管理画面への通信を拒否しているのでESSID1の暗号化キーが漏えいする恐れはありません。
- PCはESSID1のネットワークを使用しているので、ESSID2の暗号化キーが漏えいしたとしても通信内容を知られることはありません。
- 正しい。ESSID2のネットワークを経由してインターネットに接続されてしまいます。
- LAN内の他の機器への通信を拒否しているので、外部からタブレットへアクセスされる恐れはありません。
広告