情報セキュリティ対策・実装技術(全218問中39問目)

複数のコンピュータが同じ内容のデータを保持し,各コンピュータがデータの正当性を検証して担保することによって,矛盾なくデータを改ざんすることが困難となる,暗号資産の基盤技術として利用されている分散型台帳を実現したものはどれか。

出典:令和3年春期 問97

  • クラウドコンピューティング
  • ディープラーニング
  • ブロックチェーン
  • リレーショナルデータベース
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分野:テクノロジ系
中分類:セキュリティ
小分類:情報セキュリティ対策・実装技術
解説
  • クラウドコンピューティングは、目的のコンピュータ処理を行うために、自社のシステム資源に代わり、インターネット上のコンピュータ資源やサービスを利用するシステムの形態です。
  • ディープラー二ングは、AI分野における機械学習の一つで、人間や動物の脳神経をモデル化したアルゴリズム(ニューラルネットワーク)を多層化したものを用意し、それに十分な量のデータを与えることで、人間の力なしに自動的に特徴点やパターンを学習させることをいいます。
  • 正しい。ブロックチェーンは、"ブロック"と呼ばれる複数の取引データをまとめた単位をハッシュ関数で鎖のように繋ぐことによって、台帳を形成し、P2Pネットワークで管理する技術です。
    暗号資産(仮想通貨)の基盤技術として注目されましたが、取引データの透明性に優れ、改ざんが難しく、分散して保持するのでシステムダウンがしにくい、自律的な運用が可能でシステムコストが安いなどのメリットがあるので、様々な取引記録(例えばトレーサビリティや不動産登記)に応用される可能性を秘めた技術です。
  • リレーショナルデータベースは、データを列と行の二次元の表で管理するデータベース方式です。

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