情報セキュリティ管理(全115問中56問目)
No.56解説へ
次の情報セキュリティに係る事象において,機密性,完全性及び可用性のうち,損なわれたものだけを全て挙げたものはどれか。
職場のファイルサーバにおいて,サーバ上のファイルを全て暗号化して保存していたが,サーバがウイルスに感染し,一部のファイルが削除されてしまった。ウイルスの駆除とファイルの復旧に数時間を要し,その間は業務が行えない状態となり,利用者に迷惑をかけてしまった。
職場のファイルサーバにおいて,サーバ上のファイルを全て暗号化して保存していたが,サーバがウイルスに感染し,一部のファイルが削除されてしまった。ウイルスの駆除とファイルの復旧に数時間を要し,その間は業務が行えない状態となり,利用者に迷惑をかけてしまった。
出典:平成29年秋期 問90
- 機密性
- 機密性,完全性
- 完全性,可用性
- 可用性
正解 ウ問題へ
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解説
機密性、完全性及び可用性は情報セキュリティマネジメントにおいて維持するべき三要素です。
[ファイルが削除されてしまった]
→完全性の低下
[その間は業務が行えない状態となり]
→可用性の低下
したがって「ウ」が適切な組み合わせです。
- 機密性(Confidentiality)
- 許可された正規のユーザーだけが情報にアクセスできる特性
- 完全性(Integrity)
- 情報が完全で、改ざん・破壊されていない特性
- 可用性(Availability)
- 障害が発生しても安定したサービスを提供でき、ユーザーが必要な時にシステムを利用可能である特性
[ファイルが削除されてしまった]
→完全性の低下
[その間は業務が行えない状態となり]
→可用性の低下
したがって「ウ」が適切な組み合わせです。
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