開発プロセス・手法(全42問中27問目)
No.27解説へ
ウォーターフォールモデルで開発を行うプロジェクトにおいて,システム要件定義の不具合を後続の工程で発見した。不具合を発見した工程のうち,不具合の修正や修正に伴う手戻りが最も少なく済む工程はどれか。
出典:平成27年秋期 問43
- システム設計
- プログラミング
- テスト
- ソフトウェア受入れ
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解説
ウォーターフォールモデルは、開発プロジェクトを時系列に「要求定義」「外部設計(概要設計)」「内部設計(詳細設計)」「開発(プログラミング)」「テスト」「運用」などの作業工程(局面、フェーズ)に分割し、開発を上流から下流に一方向に進める開発モデルです。
ウォーターフォールモデルでは、基本的に前工程に問題がないことを前提とし工程の後戻りを想定していない開発モデルであるため、上流工程での誤りを発見する手順が組み込まれていません。このような事情から上流工程での誤りは、下流工程にいくに連れてより大きなものになっていってしまいます。
つまりウォーターフォールモデルでは、下流工程へ行けば行くほど上流工程での誤りの影響が大きくなり修復のためのコストが高くなる傾向にあると言えます。
選択肢の4つの工程を進捗順に並べると「システム設計→プログラミング→テスト→ソフトウェア受入れ」となります。より上流工程であるほどシステム要件定義に近い工程なので、最も手戻りが少なくて済む工程は4つの中で最初に行う「システム設計」になります。
ウォーターフォールモデルでは、基本的に前工程に問題がないことを前提とし工程の後戻りを想定していない開発モデルであるため、上流工程での誤りを発見する手順が組み込まれていません。このような事情から上流工程での誤りは、下流工程にいくに連れてより大きなものになっていってしまいます。
つまりウォーターフォールモデルでは、下流工程へ行けば行くほど上流工程での誤りの影響が大きくなり修復のためのコストが高くなる傾向にあると言えます。
選択肢の4つの工程を進捗順に並べると「システム設計→プログラミング→テスト→ソフトウェア受入れ」となります。より上流工程であるほどシステム要件定義に近い工程なので、最も手戻りが少なくて済む工程は4つの中で最初に行う「システム設計」になります。
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