令和2年秋期試験問題 問31
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利用者と提供者をマッチングさせることによって,個人や企業が所有する自動車,住居,衣服などの使われていない資産を他者に貸与したり,提供者の空き時間に買い物代行,語学レッスンなどの役務を提供したりするサービスや仕組みはどれか。
- クラウドコンピューティング
- シェアリングエコノミー
- テレワーク
- ワークシェアリング
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解説
- クラウドコンピューティングは、目的のコンピュータ処理を行うために、自社のシステム資源を使う代わりにインターネット上のコンピュータ資源やサービスを利用するシステムの形態です。
- 正しい。シェアリングエコノミーは、物やサービスを所有するのではなく、インターネット上のプラットフォームを介して個人と個人の間で使っていないモノ・場所・技能などを貸し借り・売買することによって、共有していく経済の動きのことです。貸主は遊休資産の活用による収入が得られ、借主は購入や維持にかかわるコストを削減できる利点があります。カーシェアやライドシェア、民泊のマッチングサービス、フリマアプリ、クラウドソーシング、クラウドファンディングなどが代表例です。
- テレワークは、各自が在宅などの勤務先以外のオフィススペースで仕事を行い、勤務先とのやり取りは電話、メール、チャット、テレビ会議などのオンラインで行う勤務形態です。出社の必要がないので時間や場所の制約を受けずに柔軟に働くことができる利点があります。
- ワークシェアリングは、仕事(work)と共有(sharing)を組み合わせた言葉で、人々の間で雇用を分かち合うことを意味します。1人当たりの労働時間を短縮したり仕事の配分を見直したりすることによって、労働の負荷を減らすとともに新たな雇用を生み出す取組みです。雇用維持や雇用創出を目的とします。
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