オリジナル予想問題2 問69
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ユーザビリティに配慮したWebページを作成するときの留意点として,適切なものはどれか。
- サイトはなるべく深い階層構造になるようにして、重要な情報は最下層のページに掲載する。
- パンくずリストを設置して,ユーザーにサイト上の現在位置情報を知らせる。
- ページのタイトルは,全ページで統一する。
- 各ページの画面構造は、Webサイト全体として統一するのではなく各ページ毎にわかりやすく表示・配置する。
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解説
ユーザビリティとは、使いやすさとか使い勝手の意味合いで使われる言葉です。
ISO 9241-11 においてユーザビリティは、「特定の利用状況において、特定のユーザーによって、ある製品が、指定された目標を達成するために用いられる際の、有効さ、効率、ユーザーの満足度の度合い」と定義されており、その評価項目として4項目があります。
ISO 9241-11 においてユーザビリティは、「特定の利用状況において、特定のユーザーによって、ある製品が、指定された目標を達成するために用いられる際の、有効さ、効率、ユーザーの満足度の度合い」と定義されており、その評価項目として4項目があります。
- 有効さ:ユーザーが指定された目標を達成する上での正確さ、完全性。
- 効率::ユーザーが目標を達成する際に、正確さと完全性に費やした資源。
- 満足度:製品を使用する際の、不快感のなさ、および肯定的な態度。
- 利用状況:ユーザー、仕事、装置(ハードウェア、ソフトウェア及び資材)、並びに製品が使用される物理的及び社会的環境。
- サイトの階層を深くしすぎると、ユーザーが目的のページを発見できない可能性があります。重要な情報はトップページなどの目立つ場所に掲載すべきです。
- ユーザビリティに配慮したいい例です。パンくずリストは、当サイトのタイトルロゴ下に表示されているように、トップページから階層をたどって、ユーザーが現在見ているページがどのカテゴリーに属しているかを知らせるテキストリンクです。サイトマップが全体案内図なら、パンくずリストは足元を照らす誘導灯の役割を持っています。
- どのような内容なのかをユーザーに知らせるために、タイトルにはページの内容を要約したものを使用するべきです。
- 表示・配置が統一されたサイトは、ユーザーが操作に慣れやすいです。各ページ毎に異なるとユーザーが迷ったり、別のサイトに移動してしまったと勘違いする可能性もあり、好ましい設計とは言えません。
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