令和4年試験問題 問57

推論に関する次の記述中のa,bに入れる字句の適切な組合せはどれか。

aは,個々の事例を基にして,事例に共通する規則を得る方法であり,得られた規則はb

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分野:テクノロジ系
中分類:基礎理論
小分類:情報に関する理論
解説
推論とは、既に知っている事実をもとにして未知の事実を予想する方法です。演繹推論、帰納推論は次のような推論の方法です。
演繹推論(えんえきすいろん)
普遍的な事実を"大前提"、個別の事実を"小前提"とし、これらを踏まえて理論的に結論を導く方法
例)人間は必ず死ぬ(大前提) → ソクラテスは人間である(小前提) → ソクラテスは死ぬだろう(結論)
帰納推論(きのうすいろん)
複数の既成事実から共通規則や類似点を見つけ、結論を導く方法
例)ヤギはメーと鳴く(事例)、牛はモーと鳴く(事例)、カラスはカーと鳴く(事例) → 動物はそれぞれ異なる声で鳴く(結論)
設問の記述では、個々の事例から共通する規則を導いているので帰納推論になります。帰納推論の結果はその事例内で認められる結果であり、全体を代表しているとは限りません。反証が見つかるなどして成立しないこともあります。

したがって「ウ」の組合せが適切です。

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