平成20年秋期試験問題 問2
問2解説へ
使用しているPCの応答時間が悪化してきたので調査したところ,磁気ディスクの入出力時間が増大してきたことが分かった。この状況を改善するためにユーティリティを導入し,シーク動作を減少させて効率よくアクセスできるようにしたい。このとき,ユーティリティが行うべき適切な処理はどれか。ここで,利用する磁気ディスクは1台とする。
- 大きなサイズのファイルを同一のディレクトリ(フォルダ)に格納する。
- 各ファイルを磁気ディスクの複数の領域に分散する。
- 参照頻度の高いファイルを磁気ディスクの連続した領域に格納する。
- 参照頻度の高いファイルを同一のディレクトリ(フォルダ)に格納する。
正解 ウ問題へ
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解説
コンピュータの磁気ディスク装置では、常に様々なサイズのデータが書き込まれたり削除されたりしています。そのまま長時間使用していると本来連続した領域に保存されるべきデータがディスク装置のあちこちに保存される状態になっていきます。この状態をフラグメンテーション(データ断片化)といい、本来1回のシークで磁気ディスク装置からの読書きが可能なデータであってもフラグメンテーション状態下では針の移動が何度も必要になってしまいアクセス効率が下がります。
フラグテンテーション状態になった場合には、OSの機能の1つであるディスクデフラグ※を行います。ディスクデフラグは、ディスク上に分割しているデータを連続した領域に再配置する機能です。これを行うことでアクセス効率の改善を図ることができます。
したがって「ウ」が適切な記述です。
デフラグ※…デフラグメンテーションの略でフラグメンテーションを解消するという意味。
フラグテンテーション状態になった場合には、OSの機能の1つであるディスクデフラグ※を行います。ディスクデフラグは、ディスク上に分割しているデータを連続した領域に再配置する機能です。これを行うことでアクセス効率の改善を図ることができます。
したがって「ウ」が適切な記述です。
デフラグ※…デフラグメンテーションの略でフラグメンテーションを解消するという意味。
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