平成23年秋期試験問題 問94
問94解説へ
Aさんは,〔Aさんが書き出したメモ〕の(3)の作業で,今回のシステム要件を文書にまとめると,どの程度のページ数になるか先輩社員に相談したところ,経験上300ページ程度になるとの回答を得た。この300ページの文書を,次の条件において10日間で作成するためには,最低何人の作業者が必要か。
〔条件〕
〔条件〕
- 作業者は1日当たり8ページを記述する。全ての作業者の生産性は同じである。
- 作業者が複数で担当する場合は, 2人ずつの打合せが毎日1回発生する。
- 打合せは作業者2人ずつ総当たりで行い, 2人1組当たりの打合せ時間は, 0.5ページ分を記述する時間に相当する。例えば,作業者が3人の場合, 1人が他の2人に対して,それぞれ打合せが必要になるので,合わせて1ページ分の記述に相当する時間が必要となる。したがって,この場合では作業者1人が実際に1日に記述できるページ数は7となる。
- 4
- 5
- 6
- 7
正解 イ問題へ
マネジメント系
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解説
例に挙げられている「作業者が3人の場合,…作業者1人が実際に1日に記述できるページ数は7となる」より、作業者がN人の場合の、1人1日当たりの作業ページ数を式にすると、
8-0.5×(N-1)
さらに、N人の作業者によって1日に作成可能なページ数は、
{8-0.5×(N-1)}×N
と表すことができます。例えば作業者が3人の場合であれば、作業者1人が1日に作成できるページ数は
8-0.5×(3-1)=7ページ
3人の作業者によって1日に作成できる総ページ数は、
7ページ×3人=21ページ
と計算することができます。
システム要件は300ページの文書なので、10日間で作成するには一日当たり30ページを作成することが必要です。作業者数を1人ずつ増やしていき、1日当たりの作成ページ数が、はじめて30ページ以上となる作業者数を考えると、
[作業者4人の場合]
8-0.5×(4-1)=6.5ページ
6.5ページ×4人=26ページ
[作業者5人の場合]
8-0.5×(5-1)=6ページ
6ページ×5人=30ページ
作業者が5人のとき一日に30ページを作成できるので、10日間で300ページの文書を作成可能であることがわかります。
8-0.5×(N-1)
さらに、N人の作業者によって1日に作成可能なページ数は、
{8-0.5×(N-1)}×N
と表すことができます。例えば作業者が3人の場合であれば、作業者1人が1日に作成できるページ数は
8-0.5×(3-1)=7ページ
3人の作業者によって1日に作成できる総ページ数は、
7ページ×3人=21ページ
と計算することができます。
システム要件は300ページの文書なので、10日間で作成するには一日当たり30ページを作成することが必要です。作業者数を1人ずつ増やしていき、1日当たりの作成ページ数が、はじめて30ページ以上となる作業者数を考えると、
[作業者4人の場合]
8-0.5×(4-1)=6.5ページ
6.5ページ×4人=26ページ
[作業者5人の場合]
8-0.5×(5-1)=6ページ
6ページ×5人=30ページ
作業者が5人のとき一日に30ページを作成できるので、10日間で300ページの文書を作成可能であることがわかります。
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