平成23年特別試験問題 問12
問12解説へ
技術ロードマップに関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 過去の技術の変遷を整理したものであり,将来の方向性を示すものではない。
- 企業や産業界の技術戦略のために作成されるものであり,政府や行政では作成されない。
- 技術開発のマイルストーンを示すものであり,市場動向に応じた見直しは行わない。
- 事業戦略に基づいた技術開発戦略などを示すものであり,技術者だけが理解すればよいものではない。
正解 エ問題へ
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解説
技術ロードマップとは、技術の開発に関わる人々が、技術の将来像について、科学的な裏付けのもとに集約された意見を文書として策定したものです。研究者・技術者にとって、研究開発の指針となる重要な役割を果たします。特に、業界団体や公的機関が作成したロードマップは、その業界における開発の合意形成を表す標準として、研究開発に欠かせないものとなります。
日本において、政府が策定する技術ロードマップには、経済産業省が作成している「技術戦略マップ」があります。(2010年度版は、20分野、総頁数1619)
日本において、政府が策定する技術ロードマップには、経済産業省が作成している「技術戦略マップ」があります。(2010年度版は、20分野、総頁数1619)
- 各分野の専門家が将来の方向性を示したものです。
- 経済産業省が作成している「技術戦略マップ」があります。
- 技術ロードマップは、技術動向予測などに基づいて作成されるため、市場動向が変化した場合は見直しが行われます。
- 正しい。将来的に市場での競争力を確保することを目的として,技術動向や製品動向を調査・分析するために技術者以外の立場でも理解が求められます。
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