平成24年春期試験問題 問20
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A社は,自社の通常の業務に利用するためにソフトウェアを購入し,資産計上した。このソフトウェアの減価償却方法として,最も適切なものはどれか。
- A社が毎年任意で選択した減価償却方法を用いて償却する。
- 初年度に購入金額の半額を定額法で償却し,2年目以降に残りの半額を定率法を用いて償却する。
- 定額法を用いて償却する。
- 定率法を用いて償却する。
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解説
減価償却(げんかしょうきゃく)とは、企業会計において主に固定資産に対して行われる計算方法の一つで、固定資産の取得原価をその使用期間にわたり費用として分配する手続きです。
税務上において「ソフトウェア」は無形固定資産に分類されるため減価償却資産扱いになります。税法では「販売するための原本」及び「研究開発目的」のソフトウェアは3年、「その他のもの」は5年というように耐用年数が定められて、その償却方法は定額法と定められています。
例えば、期首に1,000万円で取得した(その他の)ソフトウェアであれば、決算時に(1,000÷5=)200万ずつを費用として計上し、5年間で取得価額の全てを費用化することになります。
税務上において「ソフトウェア」は無形固定資産に分類されるため減価償却資産扱いになります。税法では「販売するための原本」及び「研究開発目的」のソフトウェアは3年、「その他のもの」は5年というように耐用年数が定められて、その償却方法は定額法と定められています。
例えば、期首に1,000万円で取得した(その他の)ソフトウェアであれば、決算時に(1,000÷5=)200万ずつを費用として計上し、5年間で取得価額の全てを費用化することになります。
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