平成25年春期試験問題 問46

ソフトウェアの品質特性を,機能性,使用性,信頼性,移植性などに分類した場合,機能性に該当するものはどれか。

  • 障害発生時にデータを障害前の状態に回復できる。
  • 仕様書どおりに操作ができ,適切な実行結果が得られる。
  • 他のOS環境でも稼働できる。
  • 利用者の習熟時間が短い。
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分野:マネジメント系
中分類:システム開発技術
小分類:システム開発技術
解説
ソフトウェアの品質特性は、ソフトウェアの品質を評価する基準です。ISO/IEC9126(JIS X 0129)において、ソフトウェアの品質を評価する基準で。z機能性,信頼性,使用性,効率性,保守性,移植性の6つの特性と、それぞれの品質特性をさらに細分化した21の副特性が定められています。
各品質特性の意味については以下の通りとなっています。
機能性(Functionality)
目的から求められる必要な機能の実装の度合い
副特性として合目的性,正確性,相互運用性,標準適合性,セキュリティが含まれる。
信頼性(Reliability)
機能が正常動作し続ける度合い,障害の起こりにくさの度合い
副特性として成熟性,障害許容性,回復性が含まれる。
使用性(Usability)
分かりやすさ、使いやすさの度合い
副特性として理解性,習得性,運用性が含まれる。
効率性(Efficiency)
目的達成のために使用する時間や資源の度合い
副特性として時間効率性,資源効率性が含まれる。
保守性(Maintainability)
保守(改訂)作業に必要な労力の度合い
副特性として解析性,変更性,安定性,試験性が含まれる。
移植性(Portability)
移植のしやすさ,別の環境へ移した際そのまま動作する度合い
副特性として環境適用性,設置性,規格適合性,置換性が含まれる。
それぞれの記述を品質特性に当てはめると、
  • 信頼性に該当します。
  • 正しい。機能性に該当します。
  • 移植性に該当します。
  • 使用性に該当します。

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