平成28年春期試験問題 問30

自動車メーカーA社では,近い将来の戦略を検討するため自社の強みと弱み,そして,外部環境の機会と脅威を整理した。この結果を基に,強みを活用して脅威を克服する対策案として,適切なものはどれか。
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  • 熟練工の定年を延長,又は再雇用を実施する。
  • 低金利で資金を調達し,石油を大量に備蓄する。
  • 電気自動車の研究開発を推し進め,商品化する。
  • ブランドイメージを生かして販売力を強化する。
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分野:ストラテジ系
中分類:経営戦略マネジメント
小分類:経営戦略手法
解説
  • 弱みを克服する施策のため不適切です。
  • 機会を活用して脅威を克服する施策のため不適切です。
  • 正しい。A社の状況では電気自動車の商品化に以下のメリットがあります。
    1. 自動車メーカーとして蓄積した研究開発の成果を活かせる
    2. (自動車単体で考えた場合)CO2を排出しない電気自動車は環境保護に寄与する
    この2点をまとめると、この施策が「研究開発の蓄積」という強みを活用して「環境保護意識の浸透」という脅威を克服するものであるとわかります。
  • 強みを活用した施策ですが、どちらの脅威の克服に繋がっていないため不適切です。

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