平成28年春期試験問題 問53
問53解説へ
システム開発作業を実施するに当たり,生産性が同じメンバー6名で20日間掛けて完了する計画を立てた。しかし,15日間で作業が終わるように計画を変更することになり,新たなメンバーを増員することとした。新メンバーの生産性は当初予定していたメンバーの半分であるとき,15日間で作業を終わらせるために必要な新メンバーは最低何人か。
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正解 ウ問題へ
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解説
当初のメンバー1人が1日に行う作業量を「1人日」とすると、6人が20日掛けて行う作業の工数は、
6×20=120(人日)
と表すことができます。同様にメンバー6人が15日間で行う作業量は、
6×15=90(人日)
です。したがって追加されるメンバーは2つの工数の差である30人日の作業を15日間で行うことになります。30人日の作業を15日間で終了させるには、
30/15=2(人)
当初のメンバーの作業効率を基準として2人の増員が必要とわかります。しかし「新メンバーの生産性は当初予定していたメンバーの半分」のため、追加されるメンバーは2倍の4人になります。したがって正解は「ウ」です。
上記とは別の解法として、作業全体を"1"としたときのメンバー1人当たりの1日の作業割合を算出し方程式で解く方法も考えられます。
当初のメンバーの作業量は、
1÷20日÷6人=1/120
増員メンバーの作業量は、この半分なので
(1/120)÷2=1/240
増員されるメンバー数をnとすると、
(1/120)×6人×15日+(1/240)×n人×15日=1
90/120+15n/240=1
180+15n=240
15n=60
n=4(人)
6×20=120(人日)
と表すことができます。同様にメンバー6人が15日間で行う作業量は、
6×15=90(人日)
です。したがって追加されるメンバーは2つの工数の差である30人日の作業を15日間で行うことになります。30人日の作業を15日間で終了させるには、
30/15=2(人)
当初のメンバーの作業効率を基準として2人の増員が必要とわかります。しかし「新メンバーの生産性は当初予定していたメンバーの半分」のため、追加されるメンバーは2倍の4人になります。したがって正解は「ウ」です。
上記とは別の解法として、作業全体を"1"としたときのメンバー1人当たりの1日の作業割合を算出し方程式で解く方法も考えられます。
当初のメンバーの作業量は、
1÷20日÷6人=1/120
増員メンバーの作業量は、この半分なので
(1/120)÷2=1/240
増員されるメンバー数をnとすると、
(1/120)×6人×15日+(1/240)×n人×15日=1
90/120+15n/240=1
180+15n=240
15n=60
n=4(人)
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