平成30年秋期試験問題 問32

不適切な行為に関する記述a~cのうち,不正競争防止法で規制されている行為だけを全て挙げたものはどれか。

  1. 営業秘密となっている他社の技術情報を,第三者から不正に入手した。
  2. 会社がライセンス購入したソフトウェアパッケージを,不正に個人のPCにインストールした。
  3. キャンペーン応募者の個人情報を,本人に無断で他の目的に利用した。

  • a
  • a,b
  • a,b,c
  • b,c
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分野:ストラテジ系
中分類:法務
小分類:知的財産権
解説
不正競争防止法は、事業者間の公正な競争等を確保するため、不正競争の防止および不正競争に係る差止め請求や損害賠償請求について定めた法律です。この法律が定める不正競争には以下の10種類があります。
  1. 周知な表示を使用して混同を生じさせる行為
  2. 他人の著名な商品等表示を冒用する行為
  3. 他人の商品の形態を模倣した商品を提供する行為
  4. 営業秘密の侵害
  5. 限定提供データを不正取得する行為
  6. 技術的制限手段の無効化装置などの提供行為
  7. ドメイン名の不正取得などの行為
  8. 原産地、品質等の誤認を惹起する行為
  9. 他人の信用を毀損する行為
  10. 代理人などの商標冒用行為
  1. 正しい。不正競争防止法で規制されている行為です。
  2. 誤り。著作権法で規制されている行為です。
  3. 誤り。個人情報保護法で規制されている行為です。
不正競争防止法で規制されている行為「a」だけなので、正解は「ア」です。

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