平成31年春期試験問題 問20
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実用新案権の保護対象として,適切なものはどれか。
- 圧縮比率を大きくしても高い復元性を得られる工夫をした画像処理プログラム
- インターネットを利用し,顧客の多様な要望に対応できるビジネスモデル
- 岩石に含まれているレアメタルを無駄なく抽出して,資源を有効活用する方法
- 電気スタンドと時計を組み合わせて夜間でも容易に時刻を確かめられる機器
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解説
実用新案権とは、物品の形状、構造又は組合せに係る考案に関する権利です。実用新案権が認められるには、特許権と同様に出願して設定登録を受ける必要があります。保護期間は出願日から10年です。
実用新案権の対象となる「形状」「構造」「組合せ」とは次のものをいいます。
この違いを踏まえて各事例を分類すると、以下のようになります。
実用新案権の対象となる「形状」「構造」「組合せ」とは次のものをいいます。
- 形状
- 外部から観察できる物品の外形
- 構造
- 物品の機械的構造
- 組合せ
- 単独の物品を組み合わせて使用価値を生じさせるもの
この違いを踏まえて各事例を分類すると、以下のようになります。
- プログラムは特許権の対象です。
- ビジネスモデルも特許権の対象です。
- 製造方法ですので特許権の対象です。
- 正しい。組合せに係る考案であるため、実用新案権の対象です。
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