平成31年春期試験問題 問62

複数のハードディスクを論理的に一つのものとして取り扱うための方式①~③のうち,構成するハードディスクが1台故障してもデータ復旧が可能なものだけを全て挙げたものはどれか。
  1. RAID5
  2. ストライピング
  3. ミラーリング

  • ①,②
  • ①,②,③
  • ①,③
  • ②,③
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分野:テクノロジ系
中分類:システム構成要素
小分類:システムの構成
解説
3つの方式は、複数台のディスク装置を組み合わせ1つの仮想的なディスクとして扱うことで信頼性や性能を向上させる技術です。
RAID5
情報データとともにパリティビットも各ディスクに分散して書き込む方式。1台が故障しても、パリティビットを用いてデータを復旧できる。信頼性、アクセス性能の両方が向上する。
62_1.png
ストライピング(RAID0)
複数のディスクに分散してデータを書き込むことで、アクセス性能を向上させる方式。
62_2.png
ミラーリング(RAID1)
同じデータを2台以上のディスクに書き込むことで、信頼性を向上させる方式。
62_3.png
  1. 復旧できる。RAID5は、1台が故障しても他のディスクに残ったパリティビットを用いて、故障したディスクのデータを復旧できるようになっています。
  2. 復旧できない。ストライピングは、分散して書き込むだけでデータの冗長化をしないので、故障時にデータ復旧できません。
  3. 復旧できる。ミラーリングでは同じデータが複数のディスクに保存されているので、1台が故障しても正常なディスクのデータを用いて復旧できます。
データ復旧が可能な方式は「①,③」ですので、正解は「ウ」になります。

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