ITパスポート 試験情報＆徹底解説

勉強は頭の良し悪しで決まると思い込んでいませんか？  大事なのは、頭の良し悪しより上手な勉強のやり方です。
以下のチェックに一つでも当てはまる方は、チェックが0になることを目標にしてみてください。

勉強が下手な人の特徴
□成果が出ないのを参考書のせいにして何冊も買い足す
□参考書は隅々まで熟読する
□参考書を書き写すことに満足している
□参考書を一周読み終えるまで問題演習しない
□問題を解きっぱなしで復習しない
□過去問は答えを覚えるのを恐れて反復しない
〈おまけ：掲示板編〉
□掲示板で助言を求めるとき、状況説明しない
□貰った助言を全部実行しようとする

次のレスから解説していきます。

□成果が出ないのを参考書のせいにして何冊も買い足す
市販の参考書はどれも内容に大差ありません。同じ試験用だから当然です。それなのに重複する内容をまた一から読むのは、時間とお金の無駄です。
参考書を替えたくなっている人はちょっと待ってください。ほかのチェック項目も確認して、勉強方法を見直してからにしませんか？

□参考書は隅々まで熟読する
ITパスポートの範囲はとても広く、前提知識がある分野、無い分野さまざまだと思います。
参考書は小説ではありません。比較的知識がある分野は流し読みやスキップしましょう。全てを熟読しようとして息切れしていませんか？

□参考書を書き写すことに満足している
□参考書を一周読み終えるまで問題演習しない
参考書の読み書きだけで試験の点数が上がることはありません。試験では参考書の内容が「加工」されて問われるからです。その「加工」のクセに慣れない限り点数にならないのです。
問題演習は単元を勉強したらすぐ、理解不足でもやりましょう。早い方が知識や理解の定着が良いと言われていますし、勉強初期で正解率が低いことを気にする意味がありません。
参考書一周するまで問題解かない方、問題解き始めるころには最初の頃の内容忘れてませんか？

□問題を解きっぱなしで復習しない
問題演習は間違えてからが本番です。そして身につくチャンスです。間違えた原因を振り返りましょう。
知らない単語だったのか、理解があやふやだったのか、別の単語と取り違えたのか。
勉強上手はこういうときこそ参考書を頼ります。分からないことや疑問を調べる。Google先生や辞書みたいな使い方ですね。

□過去問は答えを覚えるのを恐れて反復しない
そもそも問題と答えを覚えている＝記憶が定着した証拠なので喜びましょう。こういう記憶のストックが、本番で違う出題パターンが来たときや消去法を使うときに役立つのです。

□掲示板で助言を求めるとき、状況説明しない
「今日受けて5XX点でしたー。どうすればいいですか？」とだけ書いていく人が時々いますが、勉強方法や得意・不得意、本番の試験で感じたこと等を開示しないと、質の良い助言は引き出せません。グチりたいだけなら構いませんが。
ちなみにどの参考書を使っているかはあまり重要な情報じゃないです。

□貰った助言を全部実行しようとする
所詮はあなたのことを知らない人がインターネット越しによこす助言です。うまくいかなくても責任は取ってくれません。ならばせめて、「納得できるもの」「自分にもできそうなもの」だけやりましょう。結果の責任を取れるのはあなたしかいないのですから。

オリザさんの助言に加えて、バランスを取る意味でも私からもコメントいたします。
>参考書は隅々まで熟読する
私はいちばんやさしいITパスポート絶対合格の教科書を使いました。
読みやすく分かりやすい参考書で、当時は小説のように熟読していました。
勉強に充てる時間が十分とれて、じっくり学習したい方は熟読もいいと思います。
過去問の解説を熟読、参考書の関連するところも熟読、結局全部熟読でした。
重要な部分のみならず、小さく書かれている所が試験で狙われる可能性もあります。
この参考書に書かれている内容は最低限習得してもらいたいものばかりです。

>市販の参考書はどれも内容に大差ありません。
学生さんでは学校で用意された教科書が難しく文字の羅列が辛いなどあると思います。
先日、シラバス網羅型のテキストを試し読みしてみました。
網羅型は安心感はありますが、人によっては挫折しかねないです。
しかし過去問解説にプラスして辞書的に使って周辺知識も得ると高得点が狙えます。

シラバスが同じでも出版社により説明やレイアウト、編集の違いで印象が異なります。
独学の人なら最初の段階で自分のレベルに合った分かりやすい参考書を選びましょう。