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ITパスポート試験はコンピュータの画面上で問題を見て、コンピュータに解答を入力するCBT方式で実施されています。問題数は100問、すべて四肢択一です。

ITパスポート試験の形式と合格基準

1.出題形式・出題数

試験問題は小問形式(1問につき1設問)の形式の100問で構成されています。出題されるのは100問ですが実際に総合評価の対象となるのそのうち92問で、残りの8問は今後出題する問題を評価するために使われます。

出題分野ごとの問題数は、以下のようになっています。なお、出題順はストラテジ⇒マネジメント⇒テクノロジの順です。

出題形式四肢択一
ストラテジ系
(経営全般に関わる問題)
35問
マネジメント系
(IT管理に関わる問題)
20問
テクノロジ系
(IT技術に関わる問題)
45問
合計出題数100
出題数100問のうち、評価は92問で行い、残りの8問は今後出題する問題を評価するために使われます。

2.試験時間

120分です。
見直し時間を考慮すると、単純計算で1問当たり約1分以内での解答が求められます。

3.合格基準

1,000点満点で採点されます。受験者ごとに異なる試験問題でも共通の尺度で採点を行う目的でIRT(項目応答理論)という採点方式が採用されているので、単純に1問何点という配点ではありません。

問番号解答数配点割合出題形式
1~100100IRTによる小問

総合評価点が600点以上、かつ、出題される3分野(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系)のそれぞれについて評価点が300点以上であることがが合格の条件となります。苦手範囲を作らないように満遍なく勉強をするようにしましょう。

配点合格基準点
1,000点満点総合評価点:600点/1,000点
分野別評価点:
ストラテジ系  300点/1,000点
マネジメント系 300点/1,000点
テクノロジ系  300点/1,000点

初級シスアドとの比較

平成21年に実施された制度改正前、同レベルにあった初級システムアドミニストレータ試験(初級シスアド)と比較すると、

  • 出題形式が午前120分のみとなった。(初級シスアドは午前・午後ともに150分)
  • 午後の長文問題が無くなり、受験者の負担が減った。
  • ストラテジ系の出題が増えた
  • 初級シスアドと比べて、出題難易度が易しくなった。

など国が目指している、「すべての職業人に」という目的に合わせるように誰もが合格を目指せるITエントリー資格となり、合格は容易になったと思います。また、ITパスポート試験は国家資格初の試みであるCBT方式(コンピュータ上で解答する方式)で実施されています。

ITパスポート試験は、

  • 全100問をPC上で解答
  • 試験は3つの分野から出題
  • 試験時間は120分
  • 60%以上の得点で合格
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