プロジェクトマネジメント (全166問中99問目)
No.99
コミュニケーションの形式には,2人以上の当事者間で複数方向に情報が交わされる相互型コミュニケーション,特定の人に情報を送信するプッシュ型コミュニケーション,自分の意思で必要な情報にアクセスするプル型コミュニケーションがある。プル型コミュニケーションに該当するものはどれか。
出典:平成26年秋期 問38
- 社内の掲示板サイトで進捗会議の日程を参照する。
- 主要なメンバーに電話し進捗会議の日程を調整する。
- テレビ会議システムを使って進捗会議を行う。
- 電子メールに進捗会議の議事録を添付して配信する。
分類
マネジメント系 » プロジェクトマネジメント » プロジェクトマネジメント
正解
ア
解説
プロジェクトにおけるコミュニケーション手段は、情報伝達の方向性の違いから次の3種類に分類することができます。
- プル型コミュニケーション
- 掲示板やe-ラーニングなどのように、受信者が自分の意思で必要になったときに情報にアクセスさせる方法
- プッシュ型コミュニケーション
- 電子メール、手紙、留守番電話、FAXなどのように、特定の相手に向けて一方的に情報を発信する方法
- 相互型コミュニケーション
- 会議や電話などのように、2人以上の複数の参加者がリアルタイムで相互に情報をやり取りする方法
- 正しい。掲示板は、必要な情報を得るために利用者が自ら能動的にコンテンツにアクセスする必要があるため、プル型コミュニケーションに該当します。
- 電話は、電話相手との間で情報を相互にやり取りしているので、相互型コミュニケーションに該当します。
- テレビ会議は、複数人が相互に情報をやり取りしているので、相互型コミュニケーションに該当します。
- 電子メールは、伝えたい情報を一方的に発信しているので、プッシュ型コミュニケーションに該当します。