サービスマネジメントシステム (全50問中9問目)
No.9
ITサービスマネジメントにおけるインシデント管理の目的として,適切なものはどれか。
出典:令和4年春期 問44
- インシデントの原因を分析し,根本的な原因を解決することによって,インシデントの再発を防止する。
- サービスに対する全ての変更を一元的に管理することによって,変更に伴う障害発生などのリスクを低減する。
- サービスを構成する全ての機器やソフトウェアに関する情報を最新,正確に維持管理する。
- インシデントによって中断しているサービスを可能な限り迅速に回復する。
分類
マネジメント系 » サービスマネジメント » サービスマネジメントシステム
正解
エ
解説
インシデント管理は、サービスマネジメントを構成するプロセスの1つで、システムの異常終了や構成機器の障害発生などのようにサービスの中断やサービス品質の低下につながるような事象(インシデント)が発生した時に、サービスの中断時間を最小限に抑えて速やかに回復することを目指すプロセスです。
したがって「エ」が適切な記述です。
したがって「エ」が適切な記述です。
- 問題管理の目的です。問題管理は、インシデントや障害原因の把握と管理を行い、根本原因を究明して、回避策や恒久的な対策を策定するプロセスです。
- 変更管理の目的です。変更管理は、変更作業に伴うリスクを管理し、リスクとメリットを考慮してリリースを行うかどうかの評価を行うプロセスです。
- 構成管理の目的です。構成管理は、ITサービスを構成する全てのIT資産を明確化し、これらのIT資産情報の情報を構成管理データベース(CMDB)に記録し、その維持管理を行うとともに、他のプロセスの活動が円滑に進むように構成情報の提供を行うプロセスです。
- 正しい。インシデント管理の目的です。