プロセッサ (全22問中20問目)
No.20
コンピュータを構成する一部の機能の説明として,適切なものはどれか。
出典:平成21年秋期 問72
- 演算機能は制御機能からの指示で演算処理を行う。
- 演算機能は制御機能,入力機能及び出力機能とデータの受渡しを行う。
- 記憶機能は演算機能に対して演算を依頼して結果を保持する。
- 記憶機能は出力機能に対して記憶機能のデータを出力するように依頼を出す。
分類
テクノロジ系 » コンピュータ構成要素 » プロセッサ
正解
ア
解説
コンピュータは「演算」「制御」「記憶」「出力」「入力」の5大機能から成り立っています。
- 演算機能
- 制御機能からの指示で演算処理を行う機能。(CPUが持つ)
- 制御機能
- 主記憶から命令を取り出し、命令の解読を行い、実行に必要な指示を出す機能。(CPUが持つ)
- 記憶機能
- コンピュータのプログラムや処理対象のデータを記憶する機能。(レジスタやキャッシュメモリ、主記憶、および補助記憶装置などが持つ)
- 入力機能
- 人間が入力したアナログ情報をデジタルデータに変換してコンピュータに転送する機能。(キーボードやマウス,スキャナーなどが持つ)
- 出力機能
- コンピュータから転送されたデジタルデータを人間が認識できるアナログデータに変換して出力する機能。(ディスプレイやスピーカー,プリンターなどが持つ)
- 正しい。
- 演算機能が、入力機能および出力機能とのデータをやり取りする際は記憶機能を介して行います。
- 記憶機能が演算を依頼することはありません。記憶機能内の命令を制御機能が取り出して、その命令を演算機能が実行します。
- 出力の依頼は制御機能の仕事です。