プロセッサ (全22問中5問目)
No.5
PCのCPUに関する記述のうち,適切なものはどれか。
出典:平成31年春期 問97
- 1GHzCPUの"1GHz"は,そのCPUが処理のタイミングを合わせるための信号を1秒間に10億回発生させて動作することを示す。
- 32ビットCPUや64ビットCPUの"32"や"64"は,CPUの処理速度を示す。
- 一次キャッシュや二次キャッシュの"一次"や"二次"は,CPUがもつキャッシュメモリ容量の大きさの順位を示す。
- デュアルコアCPUやクアッドコアCPUの"デュアル"や"クアッド"は,CPUの消費電力を1/2,1/4の省エネモードに切り替えることができることを示す。
分類
テクノロジ系 » コンピュータ構成要素 » プロセッサ
正解
ア
解説
- 正しい。"1GHz"は、そのCPUのクロック周波数を示します。クロック周波数とは、1秒間に何回のクロックが発振されるかを表す数値でプロセッサの性能指標として使われます。
クロック周波数が1GHzということは、CPU内部で1秒間(に1×109=)10億回の発振(電圧の最大値・最小値の繰返し)が行われるということです。 - CPUのビット数は、そのCPUが一度に演算できるビット数を示します。32ビットCPUが2度に分けて行う演算を、64ビットCPUでは1回で行うことができることになり、クロック周波数が同じであれば、よりビット数の多いCPUの方が処理能力が高くなります。
- キャッシュメモリの次数は、複数のキャッシュメモリの搭載している場合に、そのキャッシュメモリとCPUとの論理的な近さを示します。1次が最もCPUに近く、2次、3次と数字が上がるに連れてCPUから遠い存在になります。一般的にCPUに近い位置であるほど高速、かつ、小容量のものが使用されます。
- "デュアル"や"クアッド"は、マルチコアCPUにおいて1つのプロセッサ内に搭載されているコア数を示します。"デュアル"は2個、"クアッド"は4個、"オクタ"は8個といった具合です。