システムの構成 (全41問中16問目)
No.16
地球規模の環境シミュレーションや遺伝子解析などに使われており,大量の計算を超高速で処理する目的で開発されたコンピュータはどれか。
出典:平成28年秋期 問69
- 仮想コンピュータ
- スーパーコンピュータ
- 汎用コンピュータ
- マイクロコンピュータ
分類
テクノロジ系 » システム構成要素 » システムの構成
正解
イ
解説
スーパーコンピュータ(Super Computer)は、システムの中に数十個から数十万個のプロセッサを搭載することで、膨大な計算量を要する科学技術計算や高度な3DCG計算などを短時間で高速に処理するためのコンピュータです。一般的に複雑であるベクトル演算や行列演算などを高速で処理するためのアレイプロセッサ(ベクトルプロセッサ)を持ち、高度なパイプライン制御で計算を同時並行的に行うことで高速処理を実現しています。
天気予報、物理的シミュレーション、量子力学などの高度で膨大な量の演算が必要となる分野で使用されています。
天気予報、物理的シミュレーション、量子力学などの高度で膨大な量の演算が必要となる分野で使用されています。
- 仮想コンピュータとは、仮想化ソフトウェアの機能によって、あるコンピュータの内部に仮想的に作り出されたマシンです。仮想化の技術によって複数のサーバ(OSやアプリケーション)を1台のサーバに集約できるなどの利点があります。
- 正しい。
- 汎用コンピュータとは、パソコンや企業の基幹システムに用いられる大型の汎用機(メインフレーム)のように、搭載するソフトウェアによって業務処理、事務、制御、科学計算などの様々な用途に使用できるコンピュータです。
- マイクロコンピュータは、自動車、カメラ、医療機器、玩具、家電製品などの機器の動作を制御するために部品として組み込まれる小型のコンピュータのことです。