システムの評価指標 (全33問中8問目)
No.8
稼働率0.9の装置を2台直列に接続したシステムに,同じ装置をもう1台追加して3台直列のシステムにしたとき,システム全体の稼働率は2台直列のときを基準にすると,どのようになるか。
出典:平成30年春期 問80
- 10%上がる。
- 変わらない。
- 10%下がる。
- 30%下がる。
分類
テクノロジ系 » システム構成要素 » システムの評価指標
正解
ウ
解説
稼働率Rの機器2台が直列に接続されているときに、そのシステム全体の稼働率は「R2」で表せます。本問ではRが0.9なので2台を直列接続した場合の稼働率は、下図のように0.81です。そして、3台の場合も同じ考え方が使えます。3台直列のシステムの稼働率は「0.93」で求められ、これを計算すると0.729になります。つまり3台の時の稼働率は、2台の時の稼働率に0.9を乗じた数値になっています。稼働率は2台→3台で0.9倍(=90%)になるので、その低下率は(1-0.9=0.1=)10%です。よって「ウ」が正解です。
当然ですが、2つの稼働率の差を元の数値で割っても10%になります。
0.81-0.729=0.081
0.081÷0.81=0.1=10%
当然ですが、2つの稼働率の差を元の数値で割っても10%になります。
0.81-0.729=0.081
0.081÷0.81=0.1=10%