オープンソースソフトウェア (全25問中21問目)
No.21
OSS(Open Source Software)に関する記述のうち,適切なものはどれか。
出典:平成23年特別 問74
- OSSのインストールや導入支援,導入後のサポートサービスを有料にしてはならない。
- OSSの作成・改良には企業人としてではなく,ボランティアとして携わらなければならない。
- OSSのソースコードは,インターネットからダウンロードできる必要がある。
- OSSを再頒布する際には,有料にすることができ,必ずしも無料にする必要はない。
分類
テクノロジ系 » ソフトウェア » オープンソースソフトウェア
正解
エ
解説
オープンソースソフトウェアは、プログラムのソースコードを広く公開しており、改良や改変を誰もが自由に行えるソフトウェアを意味します。自由と言っても、すべてのことが許されるわけではなく「オープンソース」のプログラムであるためにはいくつかの基準を満たす必要があります。
OSI(The Open Source Initiative)では、オープンソース・ライセンスの要件として、以下のような定義を掲げています。
http://www.opensource.jp/osd/osd-japanese.html
OSI(The Open Source Initiative)では、オープンソース・ライセンスの要件として、以下のような定義を掲げています。
- 自由な再頒布ができること
- ソースコードを入手できること
- 派生物が存在でき、派生物に同じライセンスを適用できること
- 差分情報の配布を認める場合には、同一性の保持を要求してもかまわない
- 個人やグループを差別しないこと
- 利用する分野を差別をしないこと
- 再配布において追加ライセンスを必要としないこと
- 特定製品に依存しないこと
- 同じ媒体で配布される他のソフトウェアを制限しないこと
- 技術的な中立を保っていること
- ソフトウェアを販売あるいは無料で頒布することを制限してはならない。とされているので、サポート等を有料で行っても問題ありません。
- 利用する分野を差別してはなりません。
- インターネットでの配布が推奨されてはいますが、絶対ではありません。ソースコードをプログラムと共に配布することも認められています。
- 正しい。ソフトウェアを販売あるいは無料で頒布することを制限してはなりません。
http://www.opensource.jp/osd/osd-japanese.html