トランザクション処理 (全26問中1問目)
No.1
出典:令和6年春期 問74
- コミットとは,トランザクションが正常に処理されなかったときに,データベースをトランザクション開始前の状態に戻すことである。
- 排他制御とは,トランザクションが正常に処理されたときに,データベースの内容を確定させることである。
- ロールバックとは,複数のトランザクションが同時に同一データを更新しようとしたときに,データの矛盾が起きないようにすることである。
- ログとは,データベースの更新履歴を記録したファイルのことである。
分類
テクノロジ系 » データベース » トランザクション処理
正解
エ
解説
- 記述はロールバックの説明です。コミットは、トランザクションの一連の処理が成功した際に、その結果を確定させる処理です。
- 記述はコミットの説明です。排他制御は、あるデータの更新処理を行っている間、他のプログラムにはそのデータの読み書きを待たせることで同時に更新処理が実行されることを防ぐ仕組みです。
- 記述は排他制御の説明です。ロールバックは、トランザクションの途中で障害が発生した場合に、更新前ログを用いてデータベースをトランザクション開始直前の状態に戻す処理です。
- 正しい。ログは、データベースに加えられたすべての変更を記録したファイルです。トランザクションログやジャーナルファイルとも呼ばれます。データベースでは、障害が起こってもログによりデータベースの内容を復元できるようになっています。データベースのログは、単に履歴というだけでなく、データの永続性のために非常に重要な役割を持ちます。