データベース設計 (全38問中12問目)
No.12
データベースにおける外部キーに関する記述のうち,適切なものはどれか。
出典:平成30年秋期 問73
- 外部キーがもつ特性を,一意性制約という。
- 外部キーを設定したフィールドには,重複する値を設定することはできない。
- 一つの表に複数の外部キーを設定することはできない。
- 複数のフィールドを,まとめて一つの外部キーとして設定することができる。
分類
テクノロジ系 » データベース » データベース設計
正解
エ
解説
外部キーは、関係データベースにおいて他の表を参照するために設定される列です。正規化の手順で表を分離する際に外部キーを設定し、表同士を関連付けます。これによりデータ更新時や結合演算の際の整合性を保ちます。
なお、情報処理技術者試験では外部キー属性は破線の下線で表すことが多いです。
なお、情報処理技術者試験では外部キー属性は破線の下線で表すことが多いです。
- 一意性制約とは、列や列のグループに格納される値が表内のすべての行で一意となることを課す制約で主キー(細かく言えば候補キー)がもつ特性です。外部キーと参照先の表の間に課される制約は参照制約です。
- 重複する値を設定することができます。解説の図の"取引先"列にも値"111"が重複して設定されています。
- 表内に複数の外部キーを設定することもできます。解説の図でも複数の外部キーが設定されています。
- 正しい。複合主キーを設定可能であるのと同様に、2つ以上の属性をまとめた複合外部キーも設定可能です。