データベース方式 (全10問中3問目)
No.3
データ処理に関する記述a~cのうち,DBMSを導入することによって得られる効果だけを全て挙げたものはどれか。
- 同じデータに対して複数のプログラムから同時にアクセスしても,一貫性が保たれる。
- 各トランザクションの優先度に応じて,処理する順番をDBMSが決めるので,リアルタイム処理の応答時間が短くなる。
- 仮想記憶のページ管理の効率が良くなるので,データ量にかかわらずデータへのアクセス時間が一定になる。
出典:令和2年秋期 問64
- a
- a,c
- b
- b,c
分類
テクノロジ系 » データベース » データベース方式
正解
ア
解説
データベース管理システム(DBMS:DataBase Management System)は、その名の通りデータベースの管理を目的としたソフトウェアです。
DBMSによって提供される機能のうち主要なものを列挙しておきます。
DBMSによって提供される機能のうち主要なものを列挙しておきます。
- 複数ユーザーからの同時アクセスを矛盾なく実行するトランザクション制御機能
- トランザクション障害、システム障害、記憶媒体の障害からの回復機能
- アクセス制御やデータの暗号化などによるセキュリティ機能
- 関係データベースにおけるSQLなどのデータベース言語機能
- 正しい。DBMSが提供するトランザクション制御機能の説明です。
- 誤り。優先度に基づくトランザクションの処理順はOSが決めます。
- 誤り。メモリの管理はOSが行います。