通信プロトコル (全27問中1問目)

No.1

インターネットに接続されているサーバが,1台でメール送受信機能とWebアクセス機能の両方を提供しているとき,端末のアプリケーションプログラムがそのどちらの機能を利用するかをサーバに指定するために用いるものはどれか。
  • IPアドレス
  • ドメイン
  • ポート番号
  • ホスト名

分類

テクノロジ系 » ネットワーク » 通信プロトコル

正解

解説

ポート番号は、コンピュータがデータ通信を行う際に通信先のアプリケーションプログラムを特定するための番号です。

ネットワーク上で相手コンピュータにデータを送信する場合、通信相手のコンピュータはIPアドレスで指定しますが、そのコンピュータで動いているどのプログラムにデータを送るかを指定する情報がポート番号です。IPアドレスを建物の住所に例えるなら、ポート番号は部屋番号に相当します。

コンピュータでは同時に多くのアプリケーションが動作しています。コンピュータの立場になって考えると、外部からデータが送られてきた際、IPアドレスだけではどのアプリケーションに対して送られたデータなのかわかりません。このとき、ポート番号があれば宛先のアプリケーションがわかるので、コンピュータは適切なアプリケーションに受信データを届けることができるというわけです。
  • IPアドレスは、ネットワークに接続されたコンピュータを一意に識別する番号です。通信相手となるコンピュータの指定に使用します。
  • ドメインは、IPアドレスに関連付けて、ネットワークに接続されたコンピュータを一意に識別する文字列です。通信相手となるコンピュータの指定に使用します。
  • 正しい。ポート番号は、データの送受信するアプリケーションを指定する番号です。よく使われるアプリケーションについては、メール送信(SMTP)が25番、Webアクセス(HTTPS)は443番などのように事前に定義されているため、この番号をみればコンピュータがどのアプリケーションにデータを渡すべきか判断できるようになっています。
  • ホスト名は、そのドメイン上のあるコンピュータを示す名前です。"www.example.com"で言えば、"www"の部分がホスト名です。
© 2009-2024 ITパスポート試験ドットコム All Rights Reserved.

Pagetop