ネットワーク方式 (全70問中18問目)

No.18

IoTシステム向けに使われる無線ネットワークであり,一般的な電池で数年以上の運用が可能な省電力性と,最大で数十kmの通信が可能な広域性を有するものはどれか。
  • LPWA
  • MDM
  • SDN
  • WPA2

分類

テクノロジ系 » ネットワーク » ネットワーク方式

正解

解説

LPWA(Low Power Wide Area)は、LP:LowPower=省電力、WA:WideArea=広範囲の名称の通り、省電力広範囲を特徴とする無線通信規格の総称です。伝送速度は遅いものの、省電力でWi-fiやBluetoothが届かない数キロメートルから数十キロメートル間の通信をカバーします。

IoT(Internet of Things)では、各所に配置された個々のIoTデバイスが内部バッテリーのみで長期間続けて稼働することになるので、バッテリー消費をいかに抑えるかがポイントになります。またIoTデバイス同士は、制御や情報取得のためにお互いに通信することになりますが、この個々の通信はそれほど大きいデータ量ではないので、通信回線の高速性は重要ではありません。
これらの特徴を踏まえると、IoTネットワークには省電力、低速、広範囲のネットワークが適していることになります。LPWAは、小型デバイスを多数配置した広範囲のIoTネットワークの運用を実現する手段として期待されています。

したがって「ア」が正解です。
  • 正しい。LPWAは、省電力・広範囲を特長とするIoT向けの無線ネットワークです。
  • Mobile Device Managementの略。組織が従業員に貸与し、業務に使用している複数のスマートフォン等のモバイル端末を遠隔から一元管理する仕組みです。
  • Software-Defined Networkingの略。ソフトウェア制御による動的で柔軟なネットワークを作り上げる技術の総称です。
  • Wi-Fi Protected Access 2の略。無線LANのセキュリティプロトコルです。
© 2009-2024 ITパスポート試験ドットコム All Rights Reserved.

Pagetop