ネットワーク応用 (全86問中35問目)
No.35
情報処理技術者試験の日程を確認するために,Webブラウザのアドレスバーに情報処理技術者試験センターのURL"https://www.jitec.ipa.go.jp/"を入力したところ,正しく入力しているにもかかわらず,何度入力しても接続エラーとなってしまった。そこで,あらかじめ調べておいたIPアドレスを使って接続したところ接続できた。接続エラーの原因として最も疑われるものはどれか。
出典:平成29年春期 問66
- DHCPサーバの障害
- DNSサーバの障害
- PCに接続されているLANケーブルの断線
- デフォルトルータの障害
分類
テクノロジ系 » ネットワーク » ネットワーク応用
正解
イ
解説
DNSサーバは、TCP/IPにおいてドメイン名/ホスト名とIPアドレスを紐付け、名前解決を行うサーバです。
TCP/IPでは通信相手や送信元の端末をIPアドレスで指定します。このためブラウザのアドレスバーに打ち込まれたURLのドメイン名/ホスト名を、そのまま通信に使用することはできません。PCは、通信開始に先立ちDNSサーバに名前解決要求を行って対応するIPアドレスを得ています。
設問のケースでは、IPアドレスの直指定では接続できています。このことから使用しているPCから通信先のWebサーバまでの通信経路は正常に動作していると判断できます。このためURLで接続できなかった原因は、ドメイン名をIPアドレスに変換するDNSサーバの障害である確率が高いと推測できます。
したがって正解は「イ」です。
TCP/IPでは通信相手や送信元の端末をIPアドレスで指定します。このためブラウザのアドレスバーに打ち込まれたURLのドメイン名/ホスト名を、そのまま通信に使用することはできません。PCは、通信開始に先立ちDNSサーバに名前解決要求を行って対応するIPアドレスを得ています。
設問のケースでは、IPアドレスの直指定では接続できています。このことから使用しているPCから通信先のWebサーバまでの通信経路は正常に動作していると判断できます。このためURLで接続できなかった原因は、ドメイン名をIPアドレスに変換するDNSサーバの障害である確率が高いと推測できます。
したがって正解は「イ」です。
- DHCPは、クライアントPCがネットワークに接続されたときに、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイのIPアドレス、DNSサーバのIPアドレスなどを自動設定するプロトコルです。DHCPに障害が発生しているならば、普段DHCPを使用しているPCには、これらの情報が未設定となりインターネットに接続できないはずです。しかし、設問のケースではインターネットに接続できているので、DHCPサーバは正常に動作していると判断できます。
- 正しい。
- LANケーブルが断線しているならば、デフォルトルータまで通信が届かないので、インターネットに接続できないはずです。しかし、設問のケースではインターネットに接続できているので、LANケーブルは正常に動作していると判断できます。
- デフォルトルータに障害が発生しているならば、インターネットに接続できないはずです。しかしIPアドレスの指定で通信できたので、デフォルトルータは正常に動作していると判断できます。