ネットワーク方式 (全70問中4問目)
No.4
IoTエリアネットワークでも用いられ,電気を供給する電力線に高周波の通信用信号を乗せて伝送させることによって,電力線を伝送路としても使用する技術はどれか。
出典:令和5年春期 問87
- PLC
- PoE
- エネルギーハーベスティング
- テザリング
分類
テクノロジ系 » ネットワーク » ネットワーク方式
正解
ア
解説
- 正しい。PLC(Power Line Communications)は、電力線を通じてデータ通信を行う技術です。データと電力に異なる周波数帯域を用いて合成した信号を1本のケーブルで送ることで、電力とデータ通信の両立を実現しています。電源供給用の既存配線を使ってデータ通信ができるので、追加の配線を引く必要がないことがメリットです。コンセントに挿すだけで使えるPLCアダプタという製品もあります。
- Power over Ethernetの略。イーサネットのLANケーブルを通じて電力を供給する技術です。
- エネルギーハーベスティングは、周りの環境からの微弱なエネルギーを収穫(harvest)して電力に変換する技術の総称です。日本語では「環境発電技術」と呼ばれ、長時間放置状態で稼働するIoTデバイスの電源問題を解決する技術として注目されています。
- テザリングは、スマートフォンなどのモバイル端末がもつ携帯回線などのインターネット接続機能を用いて、他のコンピュータや情報端末をインターネットに接続することです。