ネットワーク応用 (全86問中41問目)
No.41
電子メールに関する説明のうち,適切なものはどれか。
出典:平成28年秋期 問85
- IMAP4は,メールサーバ上で管理されている電子メールを閲覧するためのプロトコルであり,PCとスマートフォンなど複数の端末で一つのメールアカウントを使用する場合は便利である。
- MIMEは,電子メールを受信するプロトコルであり,受信したメッセージはPCなどの端末上で管理される。
- POP3は,企業や学校に設置した特定のPCで電子メールを送信する場合に利用されるプロトコルである。
- SMTPは,電子メールでテキスト以外のデータフォーマットを扱えるようにするための仕組みである。
分類
テクノロジ系 » ネットワーク » ネットワーク応用
正解
ア
解説
- 正しい。IMAP4(Internet Message Access Protocol 4)は、メールをクライアントコンピュータ上のメールソフトではなくメールサーバ上で管理することで、複数の端末が利用する場合のメール状態の一元管理やメールの選択受信などの機能を実現したメール受信用プロトコルです。
- MIME(Multipurpose Internet Mail Extension)は、ASCII文字しか使用できないSMTPを利用したメールで、日本語などの2バイトコードや画像・動画・音声データを送信するための仕組みです。記述はPOP3を説明したものです。
- POP3(Post Office Protocol 3)は、ユーザー側に実装されているメールソフトがメールサーバから自身のメールを取り出す際に使用するメール受信用プロトコルです。記述はSMTPを説明したものです。
- SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)は、インターネット環境において、クライアントからメールサーバに電子メールを送信したり、メールサーバ間で電子メールを転送するのに用いられるプロトコルです。記述はMIMEを説明したものです。