情報セキュリティ対策・実装技術 (全218問中113問目)
No.113
公開鍵暗号方式と比べた場合の,共通鍵暗号方式の特徴として適切なものはどれか。
出典:平成28年秋期 問97
- 暗号化と復号とでは異なる鍵を使用する。
- 暗号化や復号を高速に行うことができる。
- 鍵をより安全に配布することができる。
- 通信相手が多数であっても鍵の管理が容易である。
分類
テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ対策・実装技術
正解
イ
解説
共通鍵暗号方式は、秘密鍵暗号方式とも呼ばれ、暗号化と復号に同一の鍵を用いる方式です。代表的なアルゴリズムに、DESやAESがあります。
暗号化通信を始めるには通信当事者同士が事前に鍵を共有しておく必要があるため、鍵の配送に手間が掛かります。
共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式の主な違いは次の表のとおりです。
暗号化通信を始めるには通信当事者同士が事前に鍵を共有しておく必要があるため、鍵の配送に手間が掛かります。
共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式の主な違いは次の表のとおりです。
- 共通鍵暗号方式では暗号化と復号に同じ鍵を使用します。
- 正しい。共通鍵暗号方式は公開鍵暗号方式と比較して暗号化・復号に要する計算量が少ないため高速に処理できます。
- 暗号化通信に先だって通信相手に安全に鍵を配送する手間が生じます。
- 共通鍵暗号方式では通信相手が多くなると相手の数だけ鍵ペアが必要になります。これに対して公開鍵暗号方式ではたとえ通信相手が増えたとしても1対Nであれば必要となる鍵ペアは1組だけです。