情報セキュリティ対策・実装技術 (全218問中124問目)
No.124
公開鍵暗号方式を用いた機密データの受渡しに関する記述中のa,bに入れる字句の適切な組合せはどれか。
データの受信者Aは,自分のa鍵とb鍵を用意してa鍵を送信者Bに送付する。データの送信者Bは,受信者Aから送付されたa鍵を用いてデータを暗号化して受信者Aに送信する。受信者Aは,送信者Bから受信した暗号化されたデータを自分のb鍵を使って復号する。
データの受信者Aは,自分のa鍵とb鍵を用意してa鍵を送信者Bに送付する。データの送信者Bは,受信者Aから送付されたa鍵を用いてデータを暗号化して受信者Aに送信する。受信者Aは,送信者Bから受信した暗号化されたデータを自分のb鍵を使って復号する。
出典:平成28年春期 問87
分類
テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ対策・実装技術
正解
イ
解説
公開鍵暗号方式は、暗号化と復号に異なる鍵を使用する暗号方式です。暗号化鍵は誰もが使用できるように公開しておき(公開鍵)、復号鍵は受信者が厳重に管理します(秘密鍵)。
公開鍵暗号方式を用いて暗号化通信を行う手順は次の通りです。
aは暗号化に用いる鍵なので公開鍵、bは復号に用いる鍵なので秘密鍵が適切です。したがって適切な組合せは「イ」になります。
公開鍵暗号方式を用いて暗号化通信を行う手順は次の通りです。
- 送信者は、受信者の公開鍵を使ってデータを暗号化し、相手に送信する
- 受信者は、自分の秘密鍵を使って受信したデータを復号する
aは暗号化に用いる鍵なので公開鍵、bは復号に用いる鍵なので秘密鍵が適切です。したがって適切な組合せは「イ」になります。