情報セキュリティ対策・実装技術 (全218問中2問目)
No.2
出典:令和6年春期 問63
- Secure Erase
- 磁気消去
- セキュアブート
- データクレンジング
分類
テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ対策・実装技術
正解
ア
解説
- 正しい。Secure Erase(セキュアイレース)は、SSD/HDDのアドレスマッピング(物理アドレスと論理アドレスの紐付け)を工場出荷時の状態に戻すことでデータを消去する操作です。SSD/HDDに登載されている機能であり、BIOS操作や専用のソフトウェアから実行することができます。SSDではすべて0や乱数で上書きする方法では古いデータが媒体上に残る可能性があるため、Secure Eraseによる消去が推奨されます。
- 磁気消去は、強力な磁気照射を行うことで、HDD(磁気記憶装置)に記録されているデータを消去し、復元できないようにする方法です。SSDは磁気記憶ではないのでこの方法は使えません。
- セキュアブートは、コンピュータの起動時にOS起動ファイルやドライバのデジタル署名を検証し、起動プロセスを認証することで、不正なプログラムの実行を未然に防止する仕組みです。
- データクレンジングは、システム間のデータ移行やデータ分析がしやすくなるように、データ形式の統一、欠損値の補完、単位の統一、異常値の処理などを行ってデータを整理する作業です。