情報セキュリティ対策・実装技術 (全218問中37問目)
No.37
IoTデバイス群とそれを管理するIoTサーバ構成されるIoTシステムがある。全てのIoTデバイスは同一の鍵を用いて通信の暗号化を行い,IoTサーバではIoTデバイスがもつ鍵とは異なる鍵で通信の復号を行うとき,この暗号技術はどれか。
出典:令和3年春期 問76
- 共通鍵暗号方式
- 公開鍵暗号方式
- ハッシュ関数
- ブロックチェーン
分類
テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ対策・実装技術
正解
イ
解説
公開鍵暗号方式は、暗号化と復号に異なる鍵を使用する暗号方式です。暗号化鍵は誰もが使用できるように公開しておき(公開鍵)、復号鍵は受信者が厳重に管理します(秘密鍵)。本問のように不特定多数の送信者からメッセージを受ける際でも、鍵ペアが1つだけあればいいので効率的です。公開鍵暗号方式では「暗号化は誰でもできるが復号できるのは正当な受信者だけ」という特徴を押さえておきましょう。
- 共通鍵暗号方式では、暗号化と復号に同じ鍵を使用します。
- 正しい。公開鍵暗号方式では、暗号化と復号に異なる鍵を使用します。
- ハッシュ関数は、任意の長さのデータを入力すると固定長のビット列(ハッシュ値、メッセージダイジェスト)を返す関数です。
- ブロックチェーンは分散型台帳技術であり、暗号化の仕組みではありません。