情報セキュリティ対策・実装技術 (全218問中38問目)
No.38
無線LANのセキュリティにおいて,アクセスポイントがPCなどの端末からの接続要求を受け取ったときに,接続を要求してきた端末固有の情報を基に接続制限を行う仕組みはどれか。
出典:令和3年春期 問85
- ESSID
- MACアドレスフィルタリング
- VPN
- WPA2
分類
テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ対策・実装技術
正解
イ
解説
- ESSIDは、無線LANにおいてアクセスポイントを識別するための文字列です。端末にESSIDを設定することで、どのアクセスポイントと通信をするかを選びます。
- 正しい。MACアドレスフィルタリングは、無線LANのアクセスポイントに正当な端末のMACアドレスを登録しておくことで、正当な端末以外(不正な端末)のアクセスを拒否する機能です。MACアドレスとは、ネットワーク上の機器を一意に識別するために、各機器に割り当てられた6バイト(48ビット)の固有番号のことです。
- Virtual Private Networkの略。多数の加入者が共用する公衆回線で接続された拠点間の通信において、認証及び暗号化の技術によって仮想的な専用回線を構築し、通信の安全性を確保する技術です。
- WPA2は、無線LANにおける端末とアクセスポイント間の通信を暗号化するセキュリティプロトコルです。事前共有キーや認証サーバを使った利用者認証機能がありますが、端末固有の番号で接続制限を行う機能はありません。