情報セキュリティ対策・実装技術 (全218問中4問目)
No.4
ESSIDをステルス化することによって得られる効果として,適切なものはどれか。
出典:令和6年春期 問70
- アクセスポイントと端末間の通信を暗号化できる。
- アクセスポイントに接続してくる端末を認証できる。
- アクセスポイントへの不正接続リスクを低減できる。
- アクセスポイントを介さず,端末同士で直接通信できる。
分類
テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ対策・実装技術
正解
ウ
解説
無線アクセスポイントは、自身の存在を周囲に知らせるため、SSIDを含むビーコンという情報を定期的に発信しています。Wi-Fi接続機能を起動するときに候補となるアクセスポイントが表示されるのは、このビーコンを受信しているためです。
ESSIDのステルス化は、アクセスポイントが行っているビーコンの発信を停止し、OSのアクセスポイントの自動検出機能などでESSIDを発見できないようにするセキュリティ対策です。ステルス化によりその場に無線LAN環境があることを発見されにくくなるため、不正な利用者からのアクセスを防ぐ効果が期待できます。
ESSIDのステルス化は、アクセスポイントが行っているビーコンの発信を停止し、OSのアクセスポイントの自動検出機能などでESSIDを発見できないようにするセキュリティ対策です。ステルス化によりその場に無線LAN環境があることを発見されにくくなるため、不正な利用者からのアクセスを防ぐ効果が期待できます。
- 暗号化の機能はありません。無線通信の暗号化を行うのはWPA2などの暗号化プロトコルです。
- 端末を認証する機能はありません。ESSIDのステルス化は、単に隠して見えなくするだけです。SSIDを知っている者しかアクセスさせない効果がありますが、不正な接続要求を拒否する機能はありません。
- 正しい。ESSIDのステルス化はアクセスポイントの存在を隠す機能です。隠すことで不正接続されるリスクを下げることができます。
- 無線LANにおけるアドホックモードの説明です。