情報セキュリティ対策・実装技術 (全218問中42問目)
No.42
通信プロトコルとしてTCP/IPを用いるVPNには,インターネットを使用するインターネットVPNや通信事業者の独自ネットワークを使用するIP-VPNなどがある。インターネットVPNではできないが,IP-VPNではできることはどれか。
出典:令和2年秋期 問78
- IP電話を用いた音声通話
- 帯域幅などの通信品質の保証
- 盗聴,改ざんの防止
- 動画の配信
分類
テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ対策・実装技術
正解
イ
解説
VPN(Virtual Private Network)は、IP-VPNとインターネットVPNに大別できます。
したがって「イ」が正解です。
- IP-VPN
- 一般のインターネット網ではなく通信業者が用意した閉域IPネットワークを使用してVPNを構築する方式。構築コストが高いが、盗聴や改ざんのリスクが低く、混雑の影響を受けにくい。使用可能なプロトコルがIPに限られる。
- インターネットVPN
- セキュリティプロトコルであるIPsecやSSL/TLSの機能を使用して一般のインターネット網上にVPNを構築する方式。構築コストは安いが、盗聴や改ざんのリスクは増加する。
したがって「イ」が正解です。