情報セキュリティ対策・実装技術 (全218問中49問目)

No.49

公開鍵暗号方式では,暗号化のための鍵と復号のための鍵が必要となる。4人が相互に通信内容を暗号化して送りたい場合は,全部で8個の鍵が必要である。このうち,非公開にする鍵は何個か。
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分類

テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ対策・実装技術

正解

解説

公開鍵暗号方式による暗号化通信では暗号化鍵を公開しておき、復号鍵は受信者が秘密に管理します。公開鍵暗号方式で相互に暗号化通信を行う4人をA、B、C、Dとすると、以下の4種類の通信パターンが考えられます。
Aさんへの暗号化通信
Aさんの公開鍵で暗号化して送信し、Aさんは自身の秘密鍵で復号する
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Bさんへの暗号化通信
Bさんの公開鍵で暗号化して送信し、Bさんは自身の秘密鍵で復号する
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Cさんへの暗号化通信
Cさんの公開鍵で暗号化して送信し、Cさんは自身の秘密鍵で復号する
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Dさんへの暗号化通信
Dさんの公開鍵で暗号化して送信し、Dさんは自身の秘密鍵で復号する
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公開鍵暗号方式では1人の受信者に対して送信者が複数存在する場合でも、公開鍵1つ、秘密鍵1つあれば足ります。設問では受信者が4人なので、8個の鍵のうち公開鍵は4つ、秘密鍵は4つになります。したがって「ウ」が正解です。
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