情報セキュリティ対策・実装技術 (全218問中62問目)
No.62
バイオメトリクス認証に関する記述として,適切なものはどれか。
出典:平成31年春期 問76
- 指紋や静脈を使用した認証は,のぞき見行為によって容易に認証情報が漏えいする。
- 装置が大型なので,携帯電話やスマートフォンには搭載できない。
- 他人を本人と誤って認証してしまうリスクがない。
- 筆跡やキーストロークなどの本人の行動的特徴を利用したものも含まれる。
分類
テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ対策・実装技術
正解
エ
解説
バイオメトリクス認証(生体認証)は、人間の身体的な特徴や行動の特性など個人に固有の情報を用いて本人の認証を行う方式です。事前に本人の生体特徴情報を認証システムに登録しておき、認証時にはセンサーで読み取った情報を比較することで本人確認を行う仕組みになっています。
認証鍵として用いる物には、指紋、虹彩、網膜、顔、手形、血管、筆跡、声紋などがあり、いずれの方法も高い精度で個人を識別することが可能です。
認証鍵として用いる物には、指紋、虹彩、網膜、顔、手形、血管、筆跡、声紋などがあり、いずれの方法も高い精度で個人を識別することが可能です。
- 指紋や静脈のパターンは非常に複雑であるため、のぞき見行為による漏えいリスクは低くなっています。
- 指紋認証・虹彩認証・顔認証などが、既に携帯電話やスマートフォンに搭載されています。
- バイオメトリクス認証には、他人を本人と誤って受け入れてしまうリスクと、本人を他人と識別して拒絶してしまうリスクがあります。
- 正しい。バイオメトリクス認証で用いられる認証情報は、「身体的特徴」と「行動的特徴」に大別できます。行動的特徴を利用したものには、筆跡やキーストロークなどがあります。