システム開発技術 (全121問中3問目)
No.3
ソフトウェア導入作業に関する記述a~dのうち,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
- 新規開発の場合,導入計画書の作成はせず,期日までに速やかに導入する。
- ソフトウェア導入作業を実施した後,速やかに導入計画書と導入報告書を作成し,合意を得る必要がある。
- ソフトウェアを自社開発した場合,影響範囲が社内になるので導入計画書の作成後に導入し,導入計画書の合意は導入後に行う。
- 本番稼働中のソフトウェアに機能追加する場合,機能追加したソフトウェアの導入計画書を作成し,合意を得てソフトウェア導入作業を実施する。
出典:令和5年春期 問43
- a,c
- b,c,d
- b,d
- d
分類
マネジメント系 » システム開発技術 » システム開発技術
正解
エ
解説
ソフトウェア導入は、開発されたシステム・ソフトウェアを実環境に導入するための計画を作成し、その導入計画に従い、利用者を支援しながらソフトウェアを実環境に導入するプロセスです。導入計画にはスケジュール、実施手順、必要な資源、並行運用の計画、失敗時の対処方法、利用者支援などが含まれます。
- 不適切。ソフトウェア導入作業の実施に先立って、導入計画書を作成し、関係者からの合意を得ることが求められます。
- 不適切。導入報告書の合意を得るのは作業実施後で構いませんが、導入計画書については作業実施前に関係者の合意を得る必要があります。
- 不適切。導入計画を作成するのは導入作業に係るプロセスを低減する目的があるので、自社開発ソフトの導入だとしてもこれらを定めることは重要です。
- 適切。新規導入時だけでなく既存のソフトウェアに機能追加する場合でも、導入計画書を作成し、関係者の合意を得たうえで導入を実施する必要があります。