システム開発技術 (全121問中55問目)
No.55
ソフトウェアの受入れ検収以降,一定期間内に発見された欠陥に対して,開発側が無償で修正を行ったり損害賠償責任を負ったりすることを何と呼ぶか。
出典:平成25年春期 問35
- 契約不適合責任
- システム監査
- サービスレベル契約(SLA)
- 予防保守
分類
マネジメント系 » システム開発技術 » システム開発技術
正解
ア
解説
契約不適合責任は、売買契約または請負契約において、引き渡された目的物や権利関係に契約の内容に適合しない事実(契約不適合)がある場合に、引渡しから一定の期間(商取引では原則として引渡しから6カ月)、売主(請負人)が買主(発注者)に対して負う責任のことを言います。契約不適合責任として売主に追及できる内容には、損害賠償や契約解除、契約の目的物の修補、代金の減額などがあります。売主(請負人)は契約不適合につき過失がなくても、買主(発注者)の求めに応じて責任を果たさなければなりません(損害賠償請求を除く)。
- 正しい。契約不適合責任は、民法および商法が定める売主や請負人が負う責任です。
- システム監査は、情報システムの信頼性・安全性・効率性などの向上のために、客観的な立場であるシステム監査人が情報システムを総合的に評価し、助言・勧告・改善活動のフォローアップまでを行うことをいいます。
- SLA(Service Level Agreement)は、提供者と顧客の間でサービスの項目や品質に関して結ぶ契約です。
- 予防保守は、故障を起こしそうな摩耗している部品を取り換えるなどのメンテナンスを行うことでシステムの障害を未然に防ぎ、MTBFを長くする保守作業をいいます。